ニットーコラム

Coverings展
2008年4月29日より5月2日までアメリカ、フロリダ州オーランドにてカバーリングス展が開催されました。オーランドという街は、ビジネスタウンではなく、有名なディズニーワールドやユニバーサルスタジオ、ケネディ宇宙センターがあるいわゆるリゾート地です。
オーランドは東海岸でもマイアミに近いところなので、温暖な気候で人もおだやかです。
カバーリングス展は、建築仕上げ材、特にタイルや石材に関しては著名な展示会です。アメリカで行われる同種のものは、他にサーフェス展(ラスベガス)があります。
世界各国からアメリカ市場に向けてメーカーが出展します。ちなみに、参加メーカーは100を超えます。日本の建材展(ビックサイト)に比べると目が回りそうでっす。

ここが会場。Orange County Convention Center。とても広いです。
チェックインは、すべてバーコードで、各ブースで資料請求する場合も、バーコードをスキャンしてもらいます。(これは名刺の代わりような感じです。)
d0126785_9524977.jpg

大型ブースが並びます。この石材は、エッジのやさしいデザインが印象に残りました。
d0126785_952576.jpg

これは日本ブースです。
日本からは全国タイル業組合として4回目の参加です。パネルを中心とした展示で、数社参加されています。毎年こられるお客さんもいるようでした。
d0126785_953462.jpg

大きなゾーンで分けると、アメリカ、イタリア、スペイン、ブラジル、トルコ、中国、エジプトといったところです。会場は中央に回廊が設けてあり、ぐるぐる回れる構成です。
今年は中国ブースがかなり増えたそうです。年々中国パワーは増しているんですね。
d0126785_9531157.jpg

これはアメリカのクラフトタイルです。
アメリカでもタイルメーカーはありますが、人件費も高く、特殊なデザインのものがかなりあります。日本ではあまりお目にかかることはありませんが、工芸に近いレベルです。
日本も数年後には、このような特殊品のみが生き残る時代が来るのかもしれません。
d0126785_9532044.jpg

入口のかなりの部分を占めていた工作機械のゾーン。
実はパソコンの発達に伴って工作機械が非常に進んでいます。特に石材をカットする機械は、データを打ち込んで後は自動的に機械がカットしてくれます。いわゆる墓石もほぼこんな状態なんですが、さらに細かく、アーティスティックにできるレベルに到達しているようでした。
d0126785_9532916.jpg

石材の展示ですが、サンプルの見せ方がおもしろかったです。
まさに無垢材である石でしかできない表現なんですね。
d0126785_9533738.jpg


(感想)
全体的な感想としては、日本のようにタイルが一過性のように住宅で使われなくなっていくのとは対照的に、アメリカでは住宅そのものが長く使われるということの裏返しとしての、内装材を使用する文化の違いが明確にわかりました。日本の大半の住宅の寿命が短く、スクラップアンドビルドを繰り返す中でどの程度耐久性のある素材が使われるかは、疑問です。

今日本でも、200年住宅と言われるようになりましたが、日本でも古くは100年、200年は当たり前の時代があったのです。長く使うには、耐久性のある素材を使用しなくてはなりません。
そして、高耐久の住宅は、資源のない日本では真のストックとなっていくに違いありません。
[PR]
# by nitto_web | 2008-05-31 10:11 | 素材
歩道材料コンペ開催
4月20日に岐阜県可児市で区画整理に伴う舗装材選定の住民アンケートが行われました。
当社を含む4社の舗装材をあらかじめ試験施工を行い、住民の方のアンケートをとりました。
これは当社のゾーンです。
d0126785_10215054.jpg

当日は快晴で、前日までの雨はすっかりやんでこれなら舗装材がよく見えます。
現場の風景はこんな感じです。
d0126785_10243765.jpg

ご近所の方がこられ熱心に内容を聞かれました。
d0126785_102587.jpg

当社の透水性ブロック「エコストン」の透水性を実感していただくように、ペットボトルの水を床面にこぼしてみると、吸い込まれるように水が浸透するところが見られ、驚きの声も。
d0126785_10251886.jpg

d0126785_10253127.jpg

d0126785_10254431.jpg

セラミック製の透水ブロックの特徴は、
1、抜群の透水、保水性(雨水の透水だけではなく、保水機能による蒸発散機能→打ち水効果)
2、エコマーク及び岐阜県のリサイクル認定も取得した環境にやさしい舗装材
3、焼きものなので、退色がなく、いつまでもきれい
[PR]
# by nitto_web | 2008-04-21 10:31 | 街づくり
中国陶磁器、タイル、衛生陶器見本市(上海)
4月1日から4日まで中国上海にてタイル関連の見本市が開催されました。
まだまだ成長の続く中国の建設市場は活気があり、いろいろな素材が展示されていました。

会場は上海市内にあるShanghai New International Expo Center。
会場も広く数棟に渡り展示してあります。
タイル、石材は2棟で、石材は少なめに感じました。
d0126785_1853931.jpg


日本の建材展などのタイル展示会に見慣れた目としては非常に大掛かりで立派な展示でした。見ごたえありです。
d0126785_1871323.jpg


ビー球状のガラスモザイク。
このモザイクはビー球のように立体的になっていて、表情がおもしろい。
まるでキャンディーのようです。
d0126785_1872871.jpg


これ単なるモザイクではないんです。
実はガラス以外の部分は天然石でもなく、テラゾー(コンクリート)なんです。
モザイクになっているということは、一旦研ぎだしたテラゾーをカットしているんですね。
中国の細かい作業には感嘆します。
d0126785_1873990.jpg


これもテラゾーです。
無垢で模様が入っているので、金太郎飴のようにどこをスライスしても(実際はしません)同じ模様が現れます。
ポップアートの図柄もいろいろとあり、テラゾーを見直しました。
d0126785_1874958.jpg

[PR]
# by nitto_web | 2008-04-16 19:16 | 素材
歩行の安全性
d0126785_15131081.jpg

少子高齢化の影響もあり各地で転倒事故が報告されています。
先日も日経アーキテクチュア’08/02/25日号にて、「注意!転ぶデザイン」と題し、特集記事が掲載されていました。

写真は東京のとある商業施設の階段なのですが、天然御影石で高級感のある仕上げですが、反面、段差の区別ができず、シールが張られています。
美観やデザインの意図と最終利用者の使いやすさ、人の行動特性を考慮して設計されなければ、転倒事故を引き起こしてしまいかねません。

写真のように滑り止めテープは市場にありますが、磨耗するため定期的なメンテナンスが必要であること、また剥がれにより美観を損ねることになりますから、当初設計時に転倒を防止する配慮が長い目で見て必要であるといえます。

※歩行の安全性を高めるポイント
・階段部は段鼻部の色を変え視認性を高める。
・階段部の踏幅は最下段までできるだけ変えず、一定のリズムで下りられるようにする。
・床面は段差があると誤認しないよう対比の大きな色づかいを避ける。
・磨き面などの水濡れすると滑りやすい床材の使用を避ける。
・スロープ部のように勾配が変化する箇所は平坦部と色を変える。
[PR]
# by nitto_web | 2008-03-01 15:25 | 街づくり
GS連続シンポジウム
d0126785_1454040.jpg

「GS連続シンポジウム2008 水辺を市民の手に取り戻す」

GS会議主催のシンポジウムに参加しました。
今回は、宮崎県日南市の油津・堀川運河を題材として、市民参加の景観づくりについて関係者の講演および、パネルディスカッションが行われました。

講演は篠原修教授、小野寺さん、宮崎県井上さん、日南市岡本さん、地元工務店熊田原社長の5名。

この堀川運河は、もともと設計が完了しており、工事も発注され、着工されている現場を止めて新たに設計の再発注、工事の見直しがされたまれに見る異質な現場です。
行政の枠を超え、市民と行政担当者、設計者が誇りのもてる整備をめざして、いい形で実現したものです。

このような取り組みが成功するまでには、やはり周辺の反対、意思疎通の問題等もあったようですが、もともと地元で街づくりに対する景観街並み委員会が組織されているという、市民の意識の高さ、行政担当者の縦割り組織によらない熱意、そして設計者の思いが強く働いていたと感じました。

この堀川運河は歴史的な遺功を残し、水辺を市民が楽しめる空間として整備され、観光名所になっているそうです。

公共工事の削減ばかりが、取りだたされる昨今ですが、自分たちの街を、環境をよくしていくことは、街を愛し、誇れる場所につくり変えていくことができるのです。
[PR]
# by nitto_web | 2008-02-23 21:00 | 景観


株式会社ニットーのコラム
by nitto_web
カテゴリ
全体
環境
景観
街づくり
素材
デザイン
完成現場
未分類
以前の記事
2018年 06月
2017年 11月
2017年 08月
2017年 06月
2017年 05月
2016年 12月
2016年 06月
2015年 03月
2014年 10月
2014年 04月
2014年 03月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 01月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2009年 11月
2009年 07月
2009年 05月
2009年 03月
2009年 01月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
その他のジャンル
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧

↑PAGE TOP