宮城県塩釜市に完成した津波避難デッキです。
東日本震災では建物に多くの人が孤立した状態となったため、臨時の避難場所かつ避難経路の確保の観点から設置されました。
松島観光船の発着するマリンゲート塩釜からJR本塩釜へと向かう、イオンタウン塩釜の間を結びます。
大型の歩道橋のような形態をしていますが、床面には夜間発光式タイルが埋め込まれ、津波発生時に効果を発揮することと思います。
階段部は段鼻部の色を変え、視認性をよくしています。同色の階段は踏み外しによる転倒事故の恐れがあるのでこういった公共施設では特に重要です。
歩道部含め新たな整備となりました。平常時から目に触れるサインを設置することでいざというときに備えます。景観性も去ることながら、平常時の認知、学習効果を含めるとサインも重要といえます。