フランスの地域おこしをならった「日本で最も美しい村連合」の新しい活動の姿が注目されています。
開田高原のある長野県木曽町では、地元で採れたトウモロコシを、サポーター企業であるカルビーが商品のレシピをつくり、開発費を出します。
生産、販売は地元企業に委託され、ライセンス料も徴収しません。
一見ボランティア活動にも見えますが、地域に眠る素材が思わぬヒット商品になる可能性があるそうです。
現在全国十一町村、地区が参加し、観光などを軸に補助金に頼らない地域おこしに取り組んでいます。サポーター企業は全国28社でエイチ・アイ・エス、博報堂、伊那食品工業、カルビーなどの大手のほか、地元の旅館や食品会社も加入。
※「日本で最も美しい村」連合
2005年10月に北海道美瑛町の呼びかけで、計7町村で発足した。地方の過疎化が深刻化するなか、地元の景観や文化を守り、観光客を呼び込むことで自立をめざす。
事務局は美瑛町におかれNPO法人として活動する。
参加町村・地域
①北海道美瑛町 ②北海道標津町 ③北海道赤井川村 ④山形県大蔵村 ⑤長野県大鹿村 ⑥長野県木曽町 ⑦岐阜県白川村 ⑧岐阜県下呂市馬瀬 ⑨徳島県上勝町 ⑩熊本県南小国町 ⑪宮崎県高原町