イタリアでは毎年この時期にタイルの大規模な展示会が開催されます。
CERSAIE(チェルサイエ)といいます。これはタイルの産地イタリアのメーカー
やヨーロッパ各社のメーカーが出展する見本市です。
場所はイタリアのボローニャという街。
ボローニャ市街からもほど近く利便性が高い場所にあります。
規模ですが、日本で開催されるタイル展示会のおよそ20倍。
メーカー数も違えば、そもそものタイルの市場性がまったく異なるからです。
日本では見られないデザインのタイルや衛生陶器類がほとんどで
デザイン性において数段上を行ってる感があります。
来場者には中国人らしきアジア系の参加者が割りと目に付きました。
内容ではやはり床や壁材(主に内装)が主流でした。
日本のような凹凸感のあるものは割りと少なく、疑石調のものが多かったです。
設備関連の展示はなく、施工に関わる道具や機械類は通りができるほど
数多くの展示がされていました。
今回ははじめての参加でしたが、内装での市場が確立されたイタリアやヨーロッパの
マーケットと日本のような靴を脱いで、部屋に入る文化の違いもあると実感しました。